中国自動車道は中国地方のほぼ中央部を東西に貫く形で建設されました。
島根県六日市ＩＣ～山口県鹿野ＩＣ間が1983 年（昭和58 年）に完成し、大阪府吹田市から山口県下関まで全線開通となりました。
朝倉ＰＡ改築工事は、開通以後約36 年が経過したパーキングエリアのお手洗い棟を「明るく（ Clear ） ・清潔で（ Clean ） ・快適な（ Comfortable ） ・つい行ってみたくなる（Charming）」の4 つの目標を定め「4Ｃ」となる施設を目指し整備改築された工事でした。
改築工事では、トイレのモジュールを統一し標準化することにより設計期間が短縮され、また一般的なプレハブ工法（鉄骨を工場にてパネル形状に製作し、現場にて組立て）を新たな整備方式として建物躯体に採用されています。
今回の工事は、中国自動車道朝倉ＰＡ上下線のお手洗い棟改築工事、鹿野ＩＣの特大型車庫棟新築工事、並びに鹿野ＩＣ、六日市ＩＣの料金所・電気室棟の外壁、屋上防水改修工事の4か所を移動しながらの工事となり、工程管理・労務調整に苦労しましたが、発注者また工事監理者のご指導と各協力業者のご協力により、施設利用者の方々にご迷惑をおかけすることなく全工期360 日間無事故無災害で工事を完成、引き渡しをすることができました。